柏のエースFW工藤壮人(25)が、今日26日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦・水原(韓国)との第2戦で、悔しさをバネにゴールを誓った。3-2で勝った第1戦は出番なし。25日の練習後に「次の試合にかける気持ちは強い。気持ちと気持ちの戦いでひるまず、自分たちのサッカーをみせたい」と意欲を示した。

 第1戦では2列目に大谷、栗沢、茨田と守備的MF3人を配置。普段はMFの武富が3トップの一角に上がり、工藤が押し出された形となった。この日の練習では、コンディション不良とみられる武富と栗沢が別メニュー。工藤の先発は確実な状況だ。下部組織時代にベンチに入れず、将来の展望が見えない時期もあった。その都度、逆境をはね返してきた工藤は「出られなかった選手が結果を出すことを、監督も待っていると思う」と話した。