柏がアドバンテージを持つ重圧に苦しみながらも、最後はアドバンテージを生かして8強に進んだ。

 序盤から水原の圧力に負け、自陣から出ることすらままならず。「アウェーでの3-2というスコアが、逆に重かった」と吉田達磨監督(40)が振り返るように2点の先制を許した。

 それでも先発抜てきのMF小林の1点が、アウェーでの3得点とともに、最後にものをいった。吉田監督は下部組織からの生え抜きの若き殊勲者を「彼はある程度の舞台に立たせても、しっかり戦えるファイター気質」とたたえた。