川崎Fは横浜に競り勝ち、決勝トーナメント(T)進出に望みをつなげた。前半38分、MFエウシーニョのミドル弾で先制も、後半は負けたら後がない横浜が猛反撃。防戦一方になったところを、CKから失点し同点に追いつかれた。

 引き分けでは厳しい状況下で、FW杉本がチームを救った。1-1の後半39分、MF橋本のCKからのクロスをニアに飛び込み右足で流し込み勝ち越し。その1点を守りきり、貴重な勝ち点3を手にした。2位の神戸が敗れたため、神戸、山形、川崎Fが勝ち点で並び1次リーグ最終節へ。杉本は「2連勝しかない中、次にしっかりつながった。次は得失点差が大事になってくる」と見据えた。