J2磐田のFW森島康仁(27)が「スリム化」成功をアピールした。次節アウェー徳島戦(31日)に向け、27日には磐田市内でミニゲームに出場。MF小林祐希(23)、MF宮崎智彦(28)らと同じ組でプレーし、縦パスを胸トラップで落とし、MF川辺駿(19)の得点をアシストした。

 軽快な動きを見せた全体練習後は気温30度近い暑さの中、長袖のユニホームにサウナスーツを着込んで黙々とランニングを消化した。取り組んできた減量が順調に進んでいる様子。動きのキレも戻りつつあり、名波浩監督(43)からも「(以前と)体が全然、違う」との評価を得た。

 25日のJ3相模原との練習試合(1-2)では、1トップでフル出場し、PKで1得点を挙げた。さらに走行距離は平均よりも多い約11キロとなったものの、減量が進んだことで「疲れなかった。11キロ近くも走ったのかなという感じ」との手応えがあった。今季は10試合に出場しているが、いまだ無得点。前節ホーム群馬戦(1-2)で4試合ぶりにベンチ入りしたが、出番はなかった。現在、チームは2戦勝ちなしと流れが良くない。森島は「(試合出場の)チャンスだと思う。早く試合に出たい」と意欲満々。スリムになったデカモリシが、チームの起爆剤になろうとしている。【保坂恭子】