横浜は前半のリードを守りきれず、ドローに終わった。

 前半両チーム果敢にゴールを狙い、チャンスを作った。試合が動いたのは、前半20分、ゴール前のボールの奪い合いでG大阪DF藤春広輝(26)のハンドでPKを獲得。これをFWアデミウソン(21)がゴール左へ突き刺し先制した。守備もさえた。同42分にゴール前でFWリンス(27)がシュートを放ったところをDF中沢佑二(37)が1対1で守りきった。

 G大阪は、27日のACL決勝トーナメント1回戦のFCソウル戦でのベストメンバーから先発を4人代えて臨んだ。前半33分にゴール前中央でFW宇佐美貴史(23)がFWリンスからパスを受け、右足でシュートを放ったが、枠を外した。後半50分にMF遠藤保仁(35)のFKをFWパトリック(27)が頭で合わせた。これがDF小林に当たり、ゴールへ吸い込まれた。公式記録ではパトリックの得点となり、1-1で引き分けた。