ホームで浦和に負けたことがない鳥栖が、序盤から高い守備ラインをとって圧力をかけた。前半12分にはDF吉田が攻撃参加からシュートを放ち、浦和GK西川に際どいセーブを強いた。同16分には左サイドからのFKにMF金民友がフリーで頭で合わせたが、惜しくも左ポストをかすめて外れた。

 同21分には吉田が2枚目のイエローカードをもらい退場。しかしなおも浦和に圧力をかけ続け、同31分にはMF水沼が直接FKを決めて先制した。

 浦和は後半、ようやく数的優位を生かして攻勢に出た。開始直後にMF武藤が、ゴール正面左寄りから右足でカーブをかけての技ありの同点弾。同14分にはMF柏木が武藤、李とパス交換をしながらゴール前に進み、浮き球を頭で押し込み逆転した。さらにFW興梠も、左足25メートル弾で続いた。終盤には途中出場のFWズラタン、MF梅崎も得点。乱戦にケリをつけた。