J2福岡が6日の徳島戦(レベスタ)で高山啓義主審がMF酒井宣福(のりよし)に不適切な発言をした可能性があるとして事実関係を確認するため、Jリーグに意見書を提出することが10日、分かった。

 関係者によると、試合中に日本人の父とドイツ人の母を持つ酒井が主審から英語で声をかけられ、日本語で応じると「日本語しゃべれるの?」という趣旨の文言を返されたという。酒井はドイツ1部シュツットガルトに所属する日本代表DF酒井高徳の弟。高山主審はJ1では174試合、J2では63試合で主審を務めている。福岡はこの日、バルセロナの若手で編成されたBチームとの親善試合(同)に0-5で大敗し、酒井はコメントしなかった。