清水ユースは青森山田に敗れ、リーグ再開戦は黒星発進となった。1点リードの前半41、45分と立て続けにロングスローから失点。DF村松航太主将(17)は「やられてはいけない形から失点して、相手を勢いづかせてしまった」。前日まで入念に対策してきたはずだった相手のストロングポイントから逆転を許すと、後半は交代策も実らず無得点。同ロスタイムには、決定的な3点目を失い、今季4敗目を喫した。

 それでも収穫はあった。中断期間中に頭角を現し始めたMF鈴木魁人(15)がリーグ初先発初出場。MF福井悠陽(17)との好連係で攻撃を活性化するだけでなく、前半35分には初得点も記録した。平岡宏章監督(45)は「起点になれて、点も取れる選手」と“新エース”候補の浮上を歓迎。鈴木魁も「ポジション争いに勝っていくためにも結果が必要。次は勝利につながるゴールを決めたい」と次節東京ユース戦を見据えた。【前田和哉】