清水は1日、ドタバタ劇で再始動した。2日間のオフを挟み御殿場でのキャンプをスタートさせたが、当初は午後からグラウンドで練習する予定も、悪天候のため急きょ室内トレーニングに変更。同施設内の宴会場を使い、体幹トレーニングやパス回しなど、約1時間半のトレーニングで初日の練習を終えた。

 大榎克己監督(50)は「こういう状況なので仕方がない。それでも室内を使えてできたことはよかった」と話した。チームは第1ステージ(S)を終えて最下位。特に守備ではリーグワースト2位の32失点を喫しており、修正は急務だ。4日までのキャンプでは攻守の連係面について細部をつめていくようで、実戦形式のメニューを増やす。同監督は「チームとしての決まり事をはっきりさせたい」と、第2S開幕(11日)を見据えて課題克服に努める構えを示した。【神谷亮磨】