熊本は、アウェーで勝ち点1をつかんだ。

 前半は0-1で折り返したが、後半から元日本代表FW巻誠一郎(34)を投入してシステムを変更。最終ラインを高く保ち、ロングボールのこぼれ球を拾って何度もチャンスを作った。同38分には、直前の接触プレーで負傷したDFクォン・ハンジン(27)がピッチ外で治療を受けており、数的不利の中でCKを迎えた。選手同士の判断でショートコーナーを選択し、DF黒木晃平(25)のクロスからFW斎藤和樹(26)のヘディングシュートは左ポストを直撃したが、そのままゴールラインを割った。

 攻撃の中心となった巻は、得点シーンについて「1人少ない状況だったけど、リスクを少なくして点をとりにいった。後半は、自分たちの形を作ることができた」と振り返った。