「キングカズ」こと横浜FCのFW三浦知良(48)が、なでしこの「キング」に賛辞を贈った。カズは札幌戦に後半31分から出場したが、期待された2試合連続ゴールはならず引き分けた。試合後、女子W杯の最優秀選手候補に選ばれたDF有吉佐織(27=日テレ)について「サッカー以外にお仕事をしながら、世界一の選手に手が届くところにいるのはすごく夢がある」と話した。

 有吉の愛称もカズと同じ「キング」。報道を通し、カズは有吉の愛称を知っていた。有吉が「カズさんと同じでうれしい」と気に入っていることに「光栄です。MVP候補は本当に夢がありますね」。本家公認? の問いには「公認もなにも、僕がオフィシャルではないですから」と笑った。

 なでしこには有吉を含め、仕事と両立させているメンバーが多い。その中で世界の頂点に立とうとしていることに、カズは「素晴らしいと思う。サッカーしかやってない僕らはもっと頑張らないといけない」と敬意を口にした。優勝した前回大会では「情熱と強さ、女性らしい赤」のイメージからバラを贈った。今回も連覇を果たした際には、決勝戦を見てイメージしたものをプレゼントする予定。