なでしこリーグ仙台レディースは宮城・石巻キャンプ最終日の4日、復興支援マッチとして浦和と練習試合(45分×2本)を行い、2-1で勝利した。FW有町紗央里(26)がPKを含む2得点の活躍をみせ、チームは千葉監督の故郷での連勝記録を5に更新。「石巻では負けたことがないので(首位の)INACともここでやりたい」(千葉監督)と言うほど縁起の良い場所で、残り9試合のリーグ後半戦へ弾みをつけた。

 この日の勝利は、カナダで女子W杯を戦う日本代表DF川村へのエールでもあった。選手全員でやりとりするLINE(無料アプリ)のグループメールでは、現地の川村から「出たら頑張るね」とメッセージが来ていると言い「一緒に戦っている感じ」と有町。その川村が合流すれば「もっと強くなれる」と話す。千葉監督も「7月4連勝で目標の6位以上を固めたい」。リーグ再開初戦となる12日の新潟戦から連勝街道を誓った。【成田光季】