“柏のエース”FW工藤壮人(25)が、“柏のレジェンド”北嶋秀朗(現熊本コーチ)に並んだ。

 0-0で迎えたアウェー横浜戦の前半28分。FWクリスティアーノ(28)の右CKを、ゴール前のDFキム・チャンス(29)がヘディング。このはね返りを工藤が左足で押し込んだ。

 工藤のゴールは第1ステージも含め今季6点目。これでJ1通算得点を52点に伸ばし、北嶋の持つ柏のJ1最多得点記録に並んだ。「記録は意識していますし、抜かなければいけない記録。このチームのレジェンドである北嶋さんを存在として抜くことはできないですけど、記録を抜くのは自分の中での区切り。早い段階で超えていければ」と話していたが、いよいよ肩を並べた。

 工藤のゴールで先制した柏はその後、横浜の猛反撃にあった。後半は自陣でのプレーも多く、横浜に決定的なチャンスを何度かつくられた。だがしのぎきり第2ステージ初勝利を挙げた。ビザなどの手続きが整えば、次節19日・川崎F戦から新外国人エデルソン(26)がプレーできる可能性もあり、柏は勢いに乗っていきたいところだ。