前半は一進一退の攻防となった。まずはホームの清水がチャンスを作る。同8分、右CKからMF河井が絶妙なクロスでゴールに迫った。名古屋は15分にFW永井がミドルを放つも、シュートはわずかにゴール上に外れた。決定機では清水が上回ったが、決めることができず、両チーム無得点で折り返した。

 後半はいきなり試合が動く。同2分、MF河井のクロスをFWウタカが右足で合わせてネットを揺らした。名古屋は同8分に相手選手と言い合いになったDF闘莉王が一発退場。数的不利となったが、同20分にFW川又がPKを決めて同点。エースの3試合連続ゴールはクラブ通算1200ゴールのメモリアル弾となった。

 清水も反撃した。1-1で迎えた同25分、FWウタカがエリア内で相手1人をかわし、右足で勝ち越しゴール。名古屋は35分に途中出場のFWノバコビッチが決めて再び同点とした。そのままスコアは動かず、勝ち点1を分け合った。