5年ぶりのJリーグ復帰となった清水FW鄭大世(31)は無得点だった。

 前半20分には相手DFを背負いながら、反転して右足でミドルシュート。35分にはドリブルから左足でゴールを狙った。前線から献身的に走り回ったが、後半20分過ぎから足がつり、前線で孤立する場面も増えた。

 復帰戦はくしくも06年から4年半在籍した古巣だった。「運命のいたずら」と話した一戦で結果は残せず、チームも第2ステージでいまだ未勝利。年間順位も最下位のままと苦しい状況だが「へこんでいる暇はない。絶対に残留させたい」と気持ちを切り替えた。