仙台レディースがホームで浦和を破り、クラブ史上初のリーグ5連勝を飾った。前半6分にDF坂井優紀(26)が先制。その後2失点したが、後半15分にFW小野瞳(26)、同19分にFW井上綾香(20)がゴールを決めて逆転勝ちした。順位は3位で変わらないが、2位日テレに勝ち点で並んだ。

 「逆転」の仙台レディースが、ホームでクラブ初の5連勝を成し遂げた。前半1-2の劣勢から、後半2ゴールで今季4度目の逆転勝ち。約1カ月の中断前最後の試合を勝利で飾り、猛暑の中を詰めかけたサポーターは歓喜に沸いた。

 東北南部の梅雨明けが発表されたこの日、万全? の「暑さ対策」をして臨んだ小野、井上の2トップが勝利へ導いた。前日、スタミナを落とさないようにと、一緒に「冷やしそばを我慢してオムライスを食べた」。お米でパワーを蓄えたかいあってか、後半15分、まずは小野が自身初の3戦連続ゴールで同点に。続く同19分には井上がカウンターから頭で押し込み、勝ち越しに成功した。

 井上は「絶対に点を取ろうと思っていたのでうれしい」と笑顔。千葉監督も「彼女たちは本来の姿を見せてくれた」と2人の活躍を称賛した。9月6日から再開されるレギュラーシリーズも残り5試合。仙台レディースが、さらに連勝記録を積み上げる。