甲府は序盤から自陣にDF5枚、MF4枚で守備ブロックを敷き、浦和の攻撃のスイッチとなる縦パスをシャットアウト。攻撃の形をつくらせなかった。

 それでも浦和は前半36分、1分40秒をかけてパス32本をつなぎ、最後はエリア内でDF岡本が倒されてPKを獲得。これをMF阿部が決めて先制した。

 浦和は後半20分にも、MF柏木の縦パスをMF武藤がつなぎ、最後はFW興梠がゴール前フリーで右足シュート。しかしこれは甲府GK河田にはじかれた。このこぼれ球を拾った甲府は、ロングパスをFW伊東へ。DFをかわした伊東は右足シュートを決め、同点とした。