東アジア杯日本代表の名古屋FW川又堅碁(25)が、5試合連続となる最終アピール弾を決めた。後半24分、ゴールキックをFW永井が頭で前線に出すと、前を向いた川又が左足のヒールでトラップ。受けた瞬間にGK山岸を右方向に切り返し、右足で決めた。「メッシかロナウジーニョぐらいやろ。自分でもびっくりしているぐらい、一生に1回」と自画自賛した。

 手応えを持って中国入りする。「まずはこの試合に集中していた。いい形で入れる」。現在の好調を支えているのが、徹底した自己管理だ。暑い中でも寝る時はクーラーをきり、のどあめをなめて酷暑を乗り切っている。「自分はうまいプレーヤーじゃない。スキを突いてワンチャンスを決めるタイプ」。大会では、本来の持ち味であるがむしゃらさを見せつける。

 ▼名古屋の個人連続試合得点記録 FW川又が第2ステージ開幕から5試合連続ゴール。名古屋でJ1リーグ戦5試合連続ゴールは01年のFWウェズレイ、10年のFWケネディ、13年のFW玉田圭司に並ぶクラブ最長タイ記録。