湘南はアウェーで勝ち点3を奪い、連勝を飾った。

 前半8分、MF永木亮太(27)のクロスが相手DFのオウンゴールを誘い、先制。その後、同点に追いつかれるが後半32分、DF島村毅(30)がFKのこぼれ球を胸トラップから右足でゴールを決め、勝ち越した。

 島村の得点について、曹貴裁監督(46)は「なんであそこに島村がいたのか分からない(笑い)。ヘディングではなく、胸トラップをした彼の度胸は指導できない」と称賛した。10日に30歳の誕生日を迎えたばかりの島村は「決めたいという気持ちが強かったし、練習していた。コースが見えました」と笑顔だった。

 東アジア杯3試合に出場した日本代表DF遠藤航(22)は、過密日程ながらフル出場。体を張った守備で、清水の攻撃の芽を摘んだ。「疲労はあるけど、大丈夫。試合を経験することで成長してこられたし、戦うことが成長につながると思う」と話した。