東京の元日本代表MF高橋秀人(27)が決勝点を挙げた。後半17分、ゴール前のこぼれ球に右足でダイレクトボレー。低い弾道でゴール右に突き刺し、広告看板を飛び越えてサポーター席へ。仲間が集まると揺りかごダンスを披露し、2日に生まれた第1子の長男へプレゼントした。

 ドイツで行われたフランクフルトとの親善試合(2日)の前に生まれたといい「フランク戦は(FW前田)遼一さんがゴールした時にやってくれるって言ってたんですけど、うれしすぎて忘れちゃった」。直後にMF石川から「時分で決めた時に(揺りかごダンスを)やればいいよ」と言われ「狙っていたので決められて良かった」と喜んだ。この1点を守り切り、敵地で納得の完封勝ちを収めた。