磐田が3試合ぶりに白星を挙げ、自動昇格圏内の2位をキープした。

 磐田の背番号9を背負っていたレジェンド中山雅史氏(47)がスタジアムで見守るなか、今シーズンから磐田に復帰した背番号9のMF太田吉彰(32)が、今季初得点を挙げた。2-1で迎えた後半30分、MFアダイウトン(24)のスルーパスに抜け出し、冷静に右足ゴールを決めた。試合後には、サポーターの声援に何度も何度も拳を突き上げ、笑顔で応えた。「久しぶりにゴールをとったので、喜び方を忘れてしまった」と苦笑いしながらも「大事なときに点をとれたので、これから乗っていける」と手応えをつかんでいた。

 試合前には、中山氏から肩をたたかれたという。「無言のエールを感じた。気にしてくれていたと思うので、ほっとしました」と話した。