川崎Fは鹿島に完敗し、今季2度目の3連敗を喫した。

 立ち上がりからペースをつかんだが、「川崎Fの右サイドの守備が手薄」と事前のスカウティングを生かした鹿島に、徐々にサイド攻撃でリズムをつくられる。

 前半を0-0で折り返した。後半3分には、FW大久保が相手DFからボールを奪いシュートまで持ち込むが決めきれず。その直後に2失点し、DFエウシーニョのゴールで1点を返すのが精いっぱいだった。

 攻撃が特長のチームが、8月はわずか2得点で3敗1分けと勝利なしで終わった。ラストパスが相手に読まれてカットされ、決定機でのシュートも決めきれない。

 唯一の明るい材料は、MF小林が右ふくらはぎ痛から復帰し、得点に絡んだこと。後半21分に投入され、最初はパスの出し手とのタイミングが会わない場面が目立ったが、後半39分には、FW大久保へ的確なパスを送り、中央を崩しエウシーニョのゴールを演出した。

 小林は「まだ復帰して1週間しか経ってない。コンディションはまだまだ。次の天皇杯で長い時間出て、勝利することでリーグ戦につなげられたら」と話した。