湘南が、敗戦の中にも手応えをつかんだ。前半9分に失点したが、その後は踏ん張って追加点を許さず。後半29分には、日本代表入りしたDF遠藤航(22)が、G大阪FW宇佐美を鮮やかに抜き去ってシュートに持ち込むなど、最後まで得点を狙い続けた。

 曹貴裁監督(46)は「満足はしていないが、後悔もしていない。遠藤がボックスに入ってシュートを打ったり、質ではなく、意欲的なプレーの回数がいつも以上に多かった」と胸を張った。

 失点場面についても、同監督は「反省はしていますが、長いシーズン、ああいう1点は仕方ない」と選手をかばった。