鳥栖は甲府に完封負けを喫した。

 後半21分に痛恨の被弾だ。パスの判断を誤ったDF菊地直哉(30)がボールをカットされ、先制点を奪われた。同28分、右足痛でベンチスタートのFW豊田陽平(30)を投入した。だが最後まで甲府の堅守をこじ開けられなかった。これで3戦連続の無得点。主将のMF藤田直之(28)は「決定機はあったが点を取らないことには勝てない。決めきる力をつけないと」と危機感を募らせた。DF菊地は「我慢比べの中で自分がミスしてはいけない。判断ミス」とうなだれた。