東京の日本代表DF丸山祐市(26)が無失点に大きく貢献した。左のセンターバックとして先発出場。1点リードの前半31分に松本のカウンター攻撃の芽をスライディングでつむなど、90分間集中力を切らさずに松本の攻撃を抑えた。9月の代表合宿にバックアップメンバーからけが人の代役として招集された新戦力。昨季J2だった湘南へ期限付き移籍による武者修行を経て、成長を遂げている。

 試合後、丸山は「リスク管理の部分でうしろの選手たちは気をつけた。1つの競り合いに勝つことで、失点のリスクが減る。対人プレーでは負けたくない」。第2ステージから頭角を現し「日々成長できていると思います。でも今日で満足したら成長はない」と、さらなる高みを目指していく。