札幌が、群馬の3本を大きく上回るシュート19本を放つも、スコアレスドローに終わった。

 後半5分、MF小野が左足で強烈なミドルシュートを放つも、惜しくもゴール上へ。同37分には、相手ハンドによりPKを獲得も、FWナザリトがシュートをバー上に外すなど、決定機を逃した。

 誕生日弾を逃した小野は「あそこは決めないと。すべてのシュートを決めるぐらいの気持ちでやらないと」と反省。ナザリトは試合後、号泣して悔しがった。

 「選手は勝ちたいという気持ちを出してくれたし、攻守両面で押し込めたのは良かった。ナザリトのPKについては、決まらないときもあるし、彼を責めることはできない。残り試合、なりふり構わず勝ち点3を取れるように準備をしたい」と札幌四方田監督。前節まで3試合連続3失点していた群馬の服部監督は、5戦ぶりの勝ち点に「最後は0-0でも勝ち点を拾えればという選手起用を選んだ」と振り返った。