浦和は前半23分、MF柏木の左CKをDF那須が落とし、MF武藤がシュート。GKがはじいたこぼれ球をFW興梠が押し込んで先制した。

 その後も優位に試合を進める浦和の前に、鳥栖は同30分すぎまでシュートすら打てなかった。しかし同31分、MF水沼のスルーパスに飛び出したDF吉田が、追いすがる浦和MF宇賀神を制して左足シュート。GK西川に触られながらも、ゴールに転がり込んで同点とした。

 浦和は後半、DF那須に代えてMF青木を入れるなど、選手交代でてこ入れをはかった。シュートには持って行くも、完全には崩しきれず、勝ち越し点が遠かった。鳥栖は同31分、途中交代のMF早坂がGKとの1対1を迎えたが、西川に左足ではじき出された。

 同ロスタイム、浦和は途中出場のMF高木の左クロスを、ファーサイドの武藤が胸で押し込みにかかったが、シュートはクロスバーに当たって外れた。