名古屋は4日、西野朗監督(60)の今季限りでの退任を発表した。久米社長兼GMが愛知・豊田市内のクラブハウスで西野監督と約1時間の話し合いをもち、来季の契約を結ばないと告げた。今季が2年契約の2年目だった。久米社長は「天皇杯、ナビスコ杯(敗退)の結果、第1ステージの負け越し(6勝4分け7敗)などをふまえて」と退任の理由を話し、「けが人の多い中でもよくやってくれたと思います」と労をねぎらった。

 残り4試合の指揮をとって、J1監督最多の268勝を誇る名将が名古屋を去ることになった。

 西野監督は「僕からはいえませんので社長から」と話すにとどめた。