首位の大宮は、後半に2得点を奪って引き分けに持ち込んだ。

 前半は磐田にボールを保持される時間が長く、立て続けに2失点を喫した。しかし後半、一気に攻勢をかけた。同25分、FW家長昭博(29)の6試合ぶりとなる得点で1点を返した。さらに同36分、MF泉沢仁(23)のパスにFWムルジャ(31)が抜け出すと、飛び出してきた相手GKの頭上を越えるループシュートを冷静に決めた。

 2試合連続の得点を挙げたムルジャは「(後半は)前半よりアグレッシブに得点しようという意識が強く出ていた」と振り返った。渋谷洋樹監督(48)は「昨年は勝ち点1で失敗しているので、(今季は)今日の勝ち点1を価値のあるものにしなければいけない。次につなげていきたい」と話した。