新潟がG大阪を2-1で下した。

 立ち上がりは一進一退の攻防が続く。前半5分、G大阪は中央付近から井手口がミドルシュート。詰めていた大森の背中に当たり、ゴールラインを割る。新潟は6分、左サイドから山崎が仕掛けてシュートを放つが、クリアされた。

 ともに自陣に攻め込まれてからは守備を固め、相手のパスを通させない。新潟は28分、カウンターから山崎が中央を突破。GKと1対1に持ち込むが、シュートはG大阪のGK藤ケ谷に止められる。直後の29分、G大阪はゴール正面のFK。二川のキックは枠を捉えるが、新潟のGK守田がセーブ。

 試合が動いたのは33分、G大阪は藤春の左サイドからのクロスを、ファーに走り込んだ大森がヘディングで決めて先制する。36分、新潟は舞行龍のパスを山本がペナルティーエリア右に入ってキープ。相手守備をかわして、同点ゴールを決めた。

 後半に入り、新潟が攻勢を仕掛ける。後半3分、右コーナーキックにファーサイドに走り込んだ大野が左足で合わせるが、枠の外。その後、レオ・シルバ、山崎らがタテの突破。たまらずファウルで止めたG大阪は明神、金に警告が出される。

 流れをつかんだかに見えた新潟だったが、後半21分、レオ・シルバがレッドカードで退場。数的不利に。

 優位に立ったG大阪は新潟のカウンターに警戒しながら、ボールをキープする展開に持ち込み、ゴール前で波状攻撃をしかける。それでも、新潟が体を張って防ぐ。

 90分、新潟は前野のタテパスに飛び出したラファエル・シルバが勝ち越しゴール。終了間際に勝負を決めた。