新潟が松本を2-0で下した。

 立ち上がりに新潟がチャンスをつかむ。前半3分、ペナルティーエリア外の正面でFKを獲得。DF前野が直接狙うが、左ポストにはじかれる。

 直後、松本はカウンターで応酬。エリア内でFWオビナが狙ったシュートは阻まれる。

 ロングボールからセカンドを拾って攻める松本と、ボールを奪って素早くパスをつなぐ新潟。ともに形はつくるが、チャンスに持ち込めない。

 前半28分、新潟はMF山本がドリブルでエリア内に侵入。相手守備をかわしてシュートを放つがGKの正面。30分、松本はFW前田がエリア内でシュート。CKを獲得。こぼれ球を展開して、左サイドからMF工藤がクロスを入れる。飛び込んだDF飯田には惜しくも合わなかった。

 一進一退の攻防を繰り返し、前半はともに無得点で折り返す。

 後半も、お互いがしつこい守備でチャンスの芽を摘みあう。

 後半6分、松本はオビナがミドルを狙うが、GKの正面。11分にはオビナのスルーパスに前田が抜け出すが、シュートには至らない。

 均衡を破ったのは新潟だった。後半16分、MF端山が左サイドから切れ込み、ミドルを決めて先制する。新潟はさらにその3分後、FKをDF大井がヘディングで決めて追加点を挙げた。

 松本はカウンターからたびたびチャンスをつかんだ。後半36分、MF岩間が正面からミドル。だが、バーの上を越えた。

 後半に畳み掛けた新潟が残留を争う相手から貴重な勝ち点3を挙げた。