甲府は敵地で山形を下して3戦負けなしとし、3季連続でのJ1残留をほぼ手中に収めた。

 年間順位16位の松本との勝ち点差を9に広げ、佐久間監督は「われわれには(残留へ)かなりのアドバンテージがある。残り3試合、最後まで頑張りたい」と大きくうなずいた。

 勝利を呼んだ後半16分の得点は、23歳のMF稲垣の自身J1初ゴール。やや大きく跳ねたこぼれ球をうまく右足で決め「いつも居残りでシュート練習をしている。付き合って助言をくれるコーチやGKのみんなに感謝したい」と話した。