G大阪の長谷川健太監督(50)が、あと1歩で決勝進出を逃した。アウェーの第1戦(9月30日)はベンチ入り停止で指揮を執れず、1-2の敗戦。この日のホームでは、強豪を相手に白熱した試合を繰り広げた。アウェーゴールを許さずに、1-0で勝利か、2点差以上での勝ちなら決勝進出だったが、1点が遠かった。

 エースFW宇佐美をベンチスタートにする奇策で、相手をかく乱させた同監督は「スタートから(宇佐美を)使って、大事な時間に足が止まってしまったらいけない。(先発では)我々の武器を生かし切れないと思った」と説明。

 4強で姿を消したことについて、同監督は「ゴールを割れなかったのは仕方がない。素晴らしいACLを経験させてもらった。ぜひタイトルを取りたいという気持ちになった。(Jリーグ)チャンピオンシップに出て、ぜひ日本の代表として、クラブW杯の出場権を取りたい」と気持ちを切り替えた。

 既に長谷川監督は来季続投が決定。長谷川体制でのアジア制覇は、来年に持ち越しとなった。