元日本代表監督の岡田武史氏(59)がオーナーを務める四国リーグのFC今治(愛媛)が、最新技術を駆使した新しいスタジアム観戦方法の実験を試みた。

 阪南大クラブ(大阪)戦で、観客にタブレット端末60台とメガネ型端末4個を配布し、生で試合を見ながら、同時に情報端末を通じて情報や映像を得られるという新しい観戦スタイルを提供した。

 観客に配布された情報端末では、特定の選手を追う中継映像など3チャンネルの映像が見られる。FC今治は8年後に新スタジアムの建設を目指しており、岡田氏は「どういう形で技術が発展していくか。今もう米国やオーストラリアにはそういった技術を使ったスタジアムがある。我々のスタジアムは技術の最先端のあるスマートスタジアムにしたい」と話した。

 映像はスカパー!が配信し、NTTデータが技術協力している。