J2・8位の千葉は、超攻撃サッカーで逆転プレーオフ進出を狙う。

 20日、千葉市内で練習後、23日に讃岐との最終戦に臨む関塚隆監督(55)は「最終戦を2点差以上で勝つことに集中している。2点差以上で勝利して、人事を尽くして天命を待つ」と意気込んだ。

 プレーオフ進出圏内となる6位の長崎とは勝ち点差3、得失点差3。

 プレーオフ進出には、勝つだけでなく、得失点差を考えると、2点差以上を付けてたいところで、関塚監督は「我々が積極的にゲームを動かしていくことが大事」。リーグ2位の失点33と堅い守りの讃岐を、自ら仕掛けて崩しにいく。

 MF水野も「点を取らないといけない。リスクを負ったプレーをしないと数的優位なプレーもできない。ディフェンスの選手が攻撃に参加してはいけないわけではない。2点と言わずできるだけ点を取って気持ち良く終わりたい」と闘志を燃やした。

 チームはここ10試合で3勝6敗1分けと少し元気がない。しかし、好材料もある。6位長崎、7位東京V、8位千葉の中で、最終戦をホームで戦えるのは千葉だけ。

 関塚監督も「(ホームは)有利でしょうね。サポーターの前で勝ちをお見せしたい」。サポーターの声援も力にして、逆転プレーオフ進出を目指す。