来季からJ2に降格する清水が25日、新監督に小林伸二氏(55)が就任することを発表した。

 清水は19日に田坂和昭監督(44)の辞任を発表。後任は「Jリーグ指導歴のある日本人」に絞って複数人リストアップ。当初は松本の反町監督が筆頭候補だったが、続投が発表され、小林氏に一本化されていた。

 小林氏は長崎県出身で、現役時代に日本リーグのマツダでFWとしてプレー。元日本代表監督のハンス・オフト氏から指導を受けた経験もある。1990年(平2)に現役を引退し、広島の初代ユース監督に就任。01年6月からJ2大分の監督に就任すると、02年シーズン優勝でJ1昇格に導いた。さらに08年に山形、13年に徳島と通算3クラブをJ1に上げ、「昇格請負人」とも呼ばれている。

 小林氏はクラブを通じ「サッカーどころである清水、静岡のチームを率いる厳しさに身が引き締まる思いです。これまでの私自身の経験を活かしながら、選手たちと一緒にさらに成長させていきたいと考えております。まずは1年でのJ11復帰を目指します」とコメントした。