G大阪のMF倉田秋(27)が勝利で仲間を元気づける。チャンピオンシップ(CS)準決勝浦和戦が行われた28日、FWパトリックに対して人種差別的な「黒人死ねよ」という書き込みが短文投稿サイトの「ツイッター」上に投稿された。一夜明けた29日にこの問題を知った倉田は「ガンバは家族みたいなもんなので、許せない。パトも傷ついていると思う」と同情した。

 来月2日には年間王者を懸けて、広島とCS決勝第1戦(万博)を戦う。倉田は「試合に勝ったら、あいつ(パトリック)もあいつの家族も喜べるはず」。長谷川健太監督(50)も「悲しいこと。差別のないJリーグを作ろうとしていたところだったので。Jリーグも襟を正してアジア、世界に誇りを持てるリーグにしていかないといけない。みんなで誇れるようにしたい」と話した。