山形が29日、来季に向けて始動した。シーズン終了後としては異例の約100人のサポーターが集まる中、ミニゲームなどを行い調整した。フィールドプレーヤーとして出場したGK山岸範宏(37)は「楽しんで体を動かすのが目的」と1時間半ほど汗を流した。

 昨年11月30日の昇格プレーオフ準決勝磐田戦で決めた決勝ヘッドから1年との問いには「過去じゃないんだよ。今と、これからなんだ」と来季を見据えた。

 またこの日、天童市モンテ応援隊交流会が同市内で行われ、MF松岡、FW川西、GK兼田の3人と約200人のファンが参加した。開会の辞で中井川茂敏取締役(57)は「高橋社長退任でご心配をおかけしましたが、やるべきことはかわりません。経営基盤を盤石にして強いチーム、皆様に愛されるチームをつくるのが我々の使命だと思っています」とあいさつした。【高橋洋平】