J3相模原を契約満了で退団する元日本代表FW高原直泰(36)が、沖縄で新たなクラブを立ち上げ、代表に就任することになった。J3相模原は1日、公式サイトで「高原直泰選手の今後について」を発表した。その中で、高原は沖縄SVという新しいチームを設立し、代表に就任することを公表。12月7日(月)に那覇市で記者会見を開く。

 発表した文書で、高原はこう記した。

 「初めまして。新しいサッカーチーム『沖縄SV』を立ち上げることになりました高原直泰と申します。この度、我々が記者会見をさせて頂き、新チームを設立した趣旨やその思いをお話しさせて頂きたく存じます。年の瀬も迫る、ご多忙の時期であることは重々承知しておりますが、是非足を運んで頂きましたら幸いです」。

 また、高原は7日の会見で「なぜ沖縄で新チームを立ち上げるのか?」「新チームが目指すものは? 短期、中期の計画は?」「運営会社『沖縄SV株式会社』及び関係者の紹介」について、自らの口で説明するという。

 今季J3では相模原の主将、「10番」を背負い、33試合で6得点。持ち前の得点力に加え、幅広くゲームをコントロールする力に磨きがかかっている。そんな現状を踏まえ、クラブの代表兼任選手として活動する新たな形で、自らのサッカー人生を突き進んでいく模様だ。

 静岡・清水東高から磐田入りし、ボカ・ジュニアーズ、ハンブルガーSV、フランクフルト、浦和、水原三星、清水、東京V、相模原と9クラブに所属。プロキャリア10クラブ目となる沖縄SVを、サッカー人生の集大成とする覚悟のようだ。