年間勝ち点1位の広島が、劇的な2ゴールでG大阪を退けた。1-2で後半ロスタイムを迎えると、まずはDF佐々木がヘディングで同点ゴール。まさかの展開に敵地がざわめくと、その直後に途中出場のMF柏がこぼれ球に反応して決勝点をもたらした。

 試合後のミックスゾーンで柏は「最高ですね。スタートから出られない中で、チャンスが来たときの準備はしていた。そこが広島の強さだし、いい準備で臨んだのが90分に出た」と笑顔。後半35分にMFドウグラスがマークした同点弾の起点も、自身のシュートミスからだった。

 中2日で迎えるホームでの第2戦に向けて「このゴールの喜びより、優勝の喜びの方が大きい。ゴールは何選手かだけれど、次の喜びはピッチのメンバーだけじゃなく、広島に携わるみんなの喜びになる」と熱い口調で優勝を誓った。