鳥栖が来季新監督就任で基本合意していたフェリックス・マガト氏(62)と1年契約を結ぶことが11日、関係者の話で分かった。

 森下仁志監督が指揮を執る天皇杯全日本選手権で8強入りしており、今季の公式戦全日程終了後に正式発表する見込み。

 マガト氏は8日に来日し、鳥栖の本拠地であるベストアメニティスタジアムなどを視察した。竹原稔社長は佐賀県鳥栖市内で取材に応じ「今は天皇杯のことしか考えていない。天皇杯で勝つことがみんなにとって(来季への)ステップになる」と話した。

 マガト氏はドイツ1部の強豪バイエルン・ミュンヘンなどを率い、リーグ優勝の実績を誇る。厳しい練習を課すことで知られ、ウォルフスブルクで長谷部誠、シャルケで内田篤人を指導した。