鳥栖MF水沼宏太(25)が東京へ完全移籍することが16日、分かった。

 関係者によると正式オファーを受け、この日までに移籍の決断を両クラブに伝えたという。4シーズン所属する鳥栖からも延長オファーがあり、残留と悩みながら移籍を決めた。横浜の下部組織から昇格し、栃木、鳥栖と渡り4クラブ目。持ち味の攻守におけるアグレッシブなプレーで、激しい定位置争いに挑む。

 東京は起爆剤としても期待している。激しく球際を争い、守備でもチームのために奔走。闘争心あふれるプレーが選手たちを刺激する。チーム内で相乗効果が生まれると考え、獲得に乗り出した。来季監督に就任する城福氏とは、世代別代表で2年半指導を受けた間柄でもある。水沼のことを知り尽くした監督のもとで、悲願のリーグタイトル獲得するための新たなピースとして、東京に加わる。