今季限りで引退するMF澤穂希(37)の功績をたたえ、INAC神戸が「背番号8」の永久欠番を検討していることが22日、分かった。

 女子サッカー界では極めて異例で、なでしこジャパンでの世界一やなでしこリーグ3連覇など「レジェンド」として、存在の大きさをあらためて示した。

 澤が5年間背負ってきたINAC神戸の「背番号8」は、なでしこジャパンの「背番号10」同様に、クラブの象徴だ。クラブ幹部は「澤の背番号を来季から誰かがいきなり背負うというのは重すぎる。2、3年は空き番号にすることは決めている。継承された選手が重圧でつぶれてしまう可能性があるからね」と明かした。もちろん、今季終了後に再検討されるが「澤から『この人につけてほしい』という要望があれば尊重する可能性もあるが、そうでなければ永久欠番ということだって考えたい。それだけの功績ですから」と敬意を表した。