J1で5年目を迎える鳥栖が16日、本拠地ベアスタで新体制発表会見を行った。昨季まで2年間東京を指揮したマッシモ・フィッカデンティ新監督(48)と、選手はリオ五輪アジア最終予選に出場中のU-23(23歳以下)日本代表GK牲川歩見(21)を除いた6人が参加し、抱負などを語った。

 新監督はシステムについて「DFは4枚でいくと思う」と4バックを明言。攻撃に関して「中盤より前は状況を見ながらつくる。今はアイデアがない」としつつ、「戦えるチームをつくる。そして高い順位を目指す」と意気込んだ。

 昨季東京を4位に導いた実績があるだけに「去年は(日本代表FW)武藤(マインツ)が抜けてゴールは減ったが、ディフェンスは同じレベルがキープできた。東京でディフェンス面はいい結果を出せたので自信はある」と話した。昨季、守備崩壊で年間11位に終わった鳥栖の再建に挑む。