J2清水MF石毛秀樹(21)が戦友の活躍を自らのパワーに変える。20日、静岡市で開かれた2部構成のチーム練習に参加。ボールを使った午後のメニューでは軽快な動きをみせた。現在、リオデジャネイロ五輪最終予選に臨むU-23日本代表メンバーは世代別代表で仲間だった選手が多い。ここ3試合をテレビ観戦しており「本大会に行けるように応援したい」と、熱いエールを送った。

 特に11年U-17W杯に出場した選手との親交は深い。初戦の北朝鮮戦で決勝点を挙げたDF植田直通(21=鹿島)には試合後、祝福の連絡を入れた。石毛自らは代表から外れ、昨季J1でリーグ戦12試合出場のみ。チームもJ2降格した。今オフは元清水のフィジカルコーチで日本代表FW岡崎慎司(29=レスター)の個人トレーナー、杉本龍勇氏(45)のもとで、走力アップに取り組んだ。石毛は「今年は違いを見せたい。開幕から活躍すればオリンピックメンバーもある」と代表復帰を目指す。再起を誓い「1年でJ1に戻ることが大前提。僕自身は全試合に出たい」とアピールを続ける。【神谷亮磨】