高知・春野総合運動公園で1次キャンプ中の新潟は24日、午前にリカバリーのトレーニングを行った。午後からはルーキーのMF端山豪(22)ら若手6選手が、高知県内の小学生70人が集まったサッカー教室に参加した。

 キャンプが始まって1週間、密度の濃い練習が続いたこともあり、笑顔で少年たちとボールを追いかけた1時間は、気分転換になった。端山にとっては、今回が初めてのキャンプ。「毎日午前、午後と練習をして、夜は宿舎でケアをする。集団生活だから、チームメートとコミュニケーションも深められて、まさにサッカー漬けの毎日」。

 慶大在学中の昨季、8月から新潟の特別指定選手になった。リーグ戦8試合に出場し、残留争いのさなかのセカンドステージ第14節の松本戦では、初ゴールを決めた。

 戦術練習ではボランチ、サイドハーフに加えて、FWでもプレーする。吉田達磨監督(41)から複数のプレーを要求され「どのポジションでも役割を理解し、戦術を体現したい」と言う。