横浜FCのFWカズ(三浦知良、48)が1日、チームの1次キャンプ先のベトナムから成田空港に帰国し、U-23(23歳以下)日本代表のアジア優勝をたたえた。ドーハの悲劇を知るカズは、93年に生まれた世代がドーハで優勝してリオデジャネイロ五輪切符をつかんだことに「そうやって歴史が積み重なって、いい時も悪い時も経ながら少しずつ進んでいく」としみじみ。現地のテレビで若き代表の戦いぶりを見ていたことを明かし「価値のある五輪出場。劣勢をはね返しての劇的な勝利が多く素晴らしかった」とねぎらった。

 また、前日1月31日に田嶋幸三氏が日本サッカー協会(JFA)の会長に内定し「おめでとうごさいます」と祝福した。4年前、故松田直樹さんの追悼試合でカズが田嶋氏に会った際、中山雅史氏も含め「会長、狙ってるでしょ」とジョークを言ったことがあるという。当時、田嶋氏は「いやいや、絶対にならないよ、僕は、絶対にない」と返したそうだが、カズは「ゴンと、そう言っていてやるでしょ、と突っ込んだことを覚えています」と懐かしそうに笑って振り返っていた。