今季から３年ぶりにＪ１に復帰する磐田は、初戦でＪ２北九州に勝利した。

　前半は０－０で折り返したが後半３分、左サイドＤＦ宮崎智彦（２９）のクロスに新加入ＦＷ斉藤和樹（２７）がヘディングで合わせ、先制した。トップ下で出場した斉藤は、パスを出すだけでなく自分から仕掛けるなど、見せ場をつくった。１トップのＦＷ森島康仁（２８）と攻守にわたって連係もよかった。得点は１点のみだったが、シュート数は１５本対４本と、磐田は圧倒的に攻め続けた。

　名波浩監督（４３）は、決勝点を挙げた斉藤について「あれくらいはやって当然だけど、良かった。デカ（森島）とのコンビも、よく声が出ていてよかった」と評価していた。また無失点で勝ったことについて「ハーフタイムに、守備の立ち位置について選手と話をしたら後半はよくなった。選手の修正能力の高さを感じた」と手応えを口にした。