今日6日のJリーグ・スカパー! ニューイヤー杯鹿児島ラウンド第2戦で、磐田-J2清水戦が開催される。清水GK西部洋平(35)は今季自身初の実戦へ、気合十分だ。

 完封を誓った。鹿児島キャンプ6日目の5日、GK西部は午前練習に参加。磐田戦に備え、紅白戦などの最終調整を消化した。同杯に1勝同士で迎える「静岡ダービー」に向け「結果を残さなければいけない」と短い言葉に闘志を込めた。

 今季、6シーズンぶりに古巣へ復帰した。J1川崎Fとの契約を残しながら「清水の力になりたかった」とJ2へカテゴリーを下げて移籍。誰よりもクラブへの思いは強い。伝統の一戦の重みも十分に理解する。

 西部 ダービーの意味は分かっている。試合をやる以上、そこに執着しなければいけない。

 3日のチーム初実戦ではGK陣でただ1人、出場機会なし。昨季は負傷でリーグ戦11試合出場のみ。昨年10月のリーグ戦を最後に実戦から遠ざかるため「まずは試合勘を確認したい」と表情を引き締めた。GK陣の定位置争いも過去の実績に関係なく、横一線の状況にある。西部は「結果にこだわってアピールしたい」。戻ってきた守護神が強い決意を胸にピッチに立つ。【神谷亮磨】