東京MF水沼宏太(25)が、9日のACLプレーオフ、チョンブリ(タイ)戦(味スタ)での先発に意欲を見せた。6日、東京・小平市内で行われた戦術練習で主力組の右MFに入って練習した。2トップの前田、阿部との連係も確認し「まだ合う部分と合わない部分もあるけど(練習を)やっていけば問題ない」と、今季初の公式戦に向けて自信を示した。

 城福監督が東京に復帰したタイミングで、中心選手として4季プレーした鳥栖から移籍した。同監督が率いた07年のU-17W杯では主将を務めるなど信頼は厚く「(監督は)自分のことを分かっているので、自分も特長を出していかないといけない」と言う。

 昨季の東京は失点33はリーグ3位、得点45点はリーグ7位と攻撃に課題を残した。「僕が入ったからには責任があるし、自分の特長を出さないと全く意味がなくなってしまう」と意気込む。昨季はリーグ戦で自己最多の32試合7得点。攻撃力を発揮して、初陣で弾みをつけるつもりだ。